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2019年6月15日(土)

なでしこ 決勝トーナメント進出なるか

サッカーの女子ワールドカップについて、2011年のワールドカップで日本の優勝に貢献した大野忍選手と試合を振り返っていきます。

初戦との違い「攻撃への意識」

――初戦は攻めきれず無得点の引き分けでしたが、昨日は2ゴール。
何が変わったのでしょうか?

大野忍選手
「やはり、チーム全体の『攻撃への意識』が大きく違いました。
それが表れていたのが、相手陣内に攻め込んだときにシュートで終われていたこと。
これはチーム全体で意識していないとできない。
序盤からこれが出来ていたから、きょうはいけるなと思いました。」

岩渕 初の先発起用 その狙いは

――エースの岩渕選手も見事なシュートでした。
3回目のワールドカップで初めての先発起用。
狙いがうまくいったということでしょうか?

大野忍選手
「これまでは試合の流れを変える役割を期待されて、途中出場が多かったのですが、この試合はどうしても勝たないといけない試合で、先に点を取ってチームに勢いをもたらすことを期待されたと思います。
守備からどんどん前にいく姿勢を見せ、チームを前に向かせる推進力を生んでくれました。
攻撃では、自由に走り回って空いたスペースでボールを受けて、シュートにつなげることができました。」

残り15分から失点 守りの課題は

――ゴールの場面も、岩渕選手の積極的な姿勢が実ったシーンと言えます。
残り15分は相手に攻め込まれる時間が続き、ドキドキしました。
あの辺りは、反省点ですか?

大野忍選手
「やはり気になったのは、最後に失点した場面です。
市瀬選手のパスミスからゴールを奪われた場面。
選択肢は他にもあって、シンプルにクリアする、またパスする場合でも、前につないでもよかった。
これから相手もさらに強くなる。
90分間を通して、常にそれぞれがいまどんなプレーをすべきか、しっかり考えながら、プレーをすることが大切です。」

決勝トーナメントへの条件は?

――では、日本がいるグループDの順位を見てみましょう。

日本は、きのうの勝利で、勝ち点を4に伸ばし、2位。
ただし、決勝トーナメントを見据えると次のイングランド戦が、非常に重要な試合になります。
というのも決勝トーナメントに出場できるのは、各グループの上位2チームと、グループ3位の中で成績上位のチームです。
イングランドに勝ってグループ1位で通過を決めると、グループB、E、Fいずれかの3位のチームと対戦します。
ところが、グループ2位で通過となると、グループEの1位のチームと戦わないといけないのです。
なでしこジャパンとしては、1位で通過を決めたいですね。

大野忍選手
「若い選手が多く、試合を重ねるたびに成長が期待できます。
少しでも経験を積んで、勢いに乗った状態で強豪国と対戦したい。
そうすれば優勝も見えてきます。」

強豪イングランド カギ握るセカンドボール

――世界ランキング3位と、格上のイングランドと戦う上で、どんなことが大切になってきますか?

大野忍選手
「イングランドは、体格が大きく、テクニックもある選手がそろっています。
日本は失点せずに粘り強く戦うことが大事になります。
そのためには1対1で守るのではなく、出来るだけ2対1で守りたい。
常に助けにいけるように選手同士の距離間をキープする戦い方が出来れば、チャンスは十分あります。
頑張ってほしいです!」

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