これまでの放送

2020年2月22日(土)

2020年 英語をしゃべり始めた日本人!?

東京オリンピックまで、あと5か月。
英語が苦手でも、外国人をもてなしたい!
そんな気運が高まっています。

苦手意識があるあなたも!おそれずに…

今後、外国人の増加がさらに見込まれる中、観光地など、各地で聞こえてくる“英語”!

英語を学ぶ日本人は5年間で約28%増加。
しかし、外国人を接客する人に行った調査では、約8割の人が英語力に自信がないと回答しました。

肉声のアナウンス始まる 緊急時の対応も…

外国人の利用者が増加している東海道新幹線では、車掌全員が肉声による英語でのアナウンスを行っています。

英語アナウンス
「We will begin evecuating to the outside of the train. (ただいまから列車の外に避難を開始します。)」

緊急の放送も生の英語です。
外国人にもレベルの高いサービスを提供したいと、1年ほど前からはじまりました。

“英語は苦手でございます”ベテラン車掌の徹底訓練

国鉄時代から車掌一筋41年。大ベテランの櫻井健さんです。
今まで英語にあまり自信がなく、外国人と話す際は、お客さんに助けてもらう事もありました。

東海道新幹線 車掌 櫻井健さん
「高校を卒業してから、英語の学習をしたことがなく苦手でございます。自分自身が恥ずかしいなという気にもなりました。」

櫻井さんが身につけようとしているのは“実際に車内で使うおもてなしの英語”です。
社内での研修にも参加し、英語の発音を繰り返し練習しています。

会社も、櫻井さんたちの努力を後押し。施設のあらゆる場所に英語が書かれています。

出発時の点呼でも、アナウンスで使用する英語を確認。

英語アナウンス
「Please remember not to leave your belongings. (お忘れ物がないようお確かめください。)」

施設を出る前には、英語が自動的に放送されるスピーカーが設置されています。
スピーカーからは英語で

「左手に富士山が見えます。」

さらに、櫻井さんは、若手中心の「英語・放送委員会」にも入り、いつもは指導している若手から、発音の指導などを受けています。

東海道新幹線 車掌 櫻井健さん
「トーンじゃない、ターンなんだ。turn down」

東海道新幹線 車掌 櫻井健さん
「チャレンジすること、繰り返すことが大事。だんだん慣れていきますから。自信もついていきますし、上手になりますね。」

JR東海 新幹線鉄道事業本部 辻村厚副本部長
「発音がジャパニーズイングリッシュぽいとか、日本の新幹線の恥というのもあったが、そういうことも乗り越えていかないと、今後あるオリンピックに照準あわせてやっているということもある。」

※辻村厚副本部長の「辻」の字の「辶」は1点です。

“英語は苦手”勉強を再開した理由は…

積極的なコミュニケーションで、苦手意識を克服しようという人も出てきました。

長年離れていた英語に1年前から再び挑み始めた、両角智英子さんです
大手英会話教室の“おもてなし英会話”に通っています。

両角さんは、東京オリンピックのボランティアに内定しており、競技会場などで活動するほか、交通や観光の案内も行う予定です。

東京五輪ボランティアに内定 両角智英子さん
「このために準備はしてきたので、すごく楽しみにしています。」

五輪で外国人と話したい!“英語で声かけ作戦”

両角さんは、教室での学習だけにとどまらず、外国人に自ら声をかけて練習しています。

両角智英子さん
「I'm a volunteer. Can I help you? (私はボランティアです。何かお手伝いできることはありますか?)」

しかし、会話は続きません。
めげることなく、何度も声をかけていきます。間違いを恐れず、会話することが大事だと気づいたからです。

両角智英子さん
「Where are you from? (どこの国から来たんですか?)」

外国人
「From Philippines. (フィリピンです。)」

両角智英子さん
「もっと聞いちゃおうかな。How long are you staying in Japan? (どれくらい日本に滞在するんですか?) 」

外国人
「10 days (10日間です。)」

積極的な声かけが功を奏しました。

両角智英子さん
「話すれば、みんな立ち止まって笑顔で答えてくれるので、怖さはなくなりました。ちょっとずつ楽しくなってきた。」

苦手なあなたにも “正しさにこだわらず気楽に”

英語に苦手意識を持つ人が多い日本人にとって「何が大切なのか」専門家に聞きました。

ECC 総合教育研究所 太田敦子所長
「英語の正しさにこだわらない。おおらかに気楽に、メッセージを伝えようとすることに専念して使っていくというのが大事だと思います。」

取材:佐々木祐輔(おはよう日本)

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