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2020年3月7日(土)

緑内障の早期発見が可能に!

神奈川県、江の島の灯台のライトアップ。
あすからはじまる、「世界緑内障週間」を伝える試験点灯です。





視野が徐々に欠けていく目の病気、緑内障。40歳以上の日本人の、20人に1人がかかっていると推計。眼球内部の圧力「眼圧」が上がってしまうことで、目の奥にある神経がダメージを受けるのが原因です。
新たな機器による検査など緑内障の最新の動きや、テレビの前でできる緑内障のセルフチェックもお伝えします。

注意!“自覚症状なし” 発見が遅れがち…

緑内障を患っている、渡辺正人さん、71歳です。
渡辺さんは設計士として、建設現場で図面を書くなどの仕事をしていますが、長時間の作業ができなくなりました。

設計士 渡辺正人さん(71)
「線や文字が二重三重に見えて、やっぱり間違うことが多いので。夕方までが1日の中で一番目が見づらいときですね。」

症状の重い左目は、画面右側が欠けており、右目は、左側が欠けて見えているといいます。
3年ほど前、目に違和感があると、眼科を受診したところ、緑内障がすでに進行していると診断されました。

緑内障は痛みやかゆみなどの自覚症状がなく、発見が遅れがちです。
緑内障は症状の回復は望めず、渡辺さんは毎日4種類の目薬で進行を防いでいます。

設計士 渡辺正人さん(71)
「10年遅かったなという感じがします。もうちょっと早めにケアをしていればという気持ちもありますけど、今となってはすでに遅いですけれども。」

発見できるはずの検診 十分でない指摘も…

渡辺さんを治療している、井上賢治医師です。
井上医師は、早期発見できるはずの検診が十分ではないと指摘しています。

井上眼科病院 院長 井上賢治医師
「2008年のメタボリックシンドロームを重点的に健診しようという制度に変わってから、眼底検査が、糖尿病や高血圧があるとか、そういう方だけするようになってしまったので、早期に発見できる機会が少し失われたということが、非常に問題なのかなと考えている。」

超早期発見を可能に!異常を精密に検出

こうした中、症状が出る前から緑内障を早期発見できる機器が普及し始めています。
OCTという、目を3次元で捉える装置です。より早期発見を可能にした、この機械。これまでは、医師のスキルに左右されていた無症状の緑内障の発見。しかし、OCTによって視神経の異常をより精密に検出できるようになりました。OCTは多くの病院に設置されつつあります。医師の診断があれば、保険も適用されます。

井上眼科病院 院長 井上賢治医師
「見つかったときにかなり進行してると、そのあと治療がうまく効果を発揮しないということになる。やっぱり1年に1回の検診などで早く見つけていただきたい。」

“視野が欠ける症状” あなたもセルフチェック

井上先生によると、緑内障は加齢や近視などによるもので、目を酷使することなどでかかるものではありません。まずは、1年に1回は目の検診を受け、少しでも早く目の異常を検出することが大事だということでした。

考案・監修:白土城照先生(四谷しらと眼科 院長)

緑内障の視野が欠ける症状について、簡単に確認できるテストがあります。

画面にテストの映像として「砂あらし」が出てきます。
どちらかの目を隠し、画面をよく見て下さい。
中心から目を動かさないで下さい。
砂嵐が見えていない部分があると視野が欠けている可能性があり要注意です。医療機関への受診をおすすめします。

しかし、こちらは自覚症状があるかどうか分かる検査です。
やはり、自覚症状が出る前に検診を受けることが大切です。

セルフチェックは、こちら
(ファイザー社「なるほど納得!緑内障の情報サイト」→セルフチェック)

(※NHKサイトを離れます)

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