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2020年3月21日(土)

子どもの生活支援に 新たな学習の仕方 遊びの環境

新型コロナウイルスによる一斉休校。きょう(21日)でおよそ3週間となります。家庭ですごす時間が長くなる中、子どもたちの生活を支える動きが広がっています。新たな学習の仕方や、遊ぶ環境が出てきました。

行き場所が少ない中 スタッフ見守る遊び場

川崎市にある「子ども夢パーク」です。市が設置し民間団体が運営しています。子どもたちの「挑戦する気持ち」を育もうと、自由に遊べる環境を無料で提供しています。新型コロナウイルスの影響を受けて、遊園地などの施設が休みとなり、近くの公園も混雑。

小学生の子どもがいる母親
「ふだん来てない人数が結構公園に集まっちゃうので、こういう施設があって、継続して閉めないでくれているのはとてもありがたい。」

この施設では消毒などを徹底し、スタッフが子どもたちの体調などを見守りながら継続してオープン。利用者は例年よりも1割増えています。

「学校がお休みで、こういう遊び場があるのはどう思う?」

子ども
「うれしい。暇なときにこられるから。」

「広くて、自由に遊べるところがよい。」

施設の所長、西野博之さんです。
「子どもたちが安心して過ごせる居場所は確保したい」と、市と連携しながら活動の継続を決断しました。

川崎市子ども夢パーク 西野博之所長
「子どもにとって遊びは生きることそのもの。いつもと変わらぬ場所があるとか、いつもと変わらぬスタッフがいて、思いっきり発散できること、そういう環境があるのは大事なのではないか。」

川崎市こども夢パークには、不登校の児童などが通うフリースペースもあり、消毒などの管理を徹底的に行うことで活動が続いているとのことです。

広がるオンライン学習 先生へ質問も雑談も

一方、家で過ごす時間が長い子どもたちが学ぶ新たな仕組みも。
小学4年生の有山有志くんです。20日間、学校に通うことができていません。

小学4年生 有山有志くん
「最初はラッキーと思ったけど、ちょっと外に出にくくなることがわかって、みんなと普通に話せないようになったから、ちょっと寂しいなと思っている。」

母親の絵理さんは育児休業中で、2人の妹の世話で精一杯。学校にいけない有志君が頼りにしているのが、インターネットを使った学習です。

「おはようございます。」

学習支援を手がけるNPOが、休校の問題をきっかけに、参加費無料で立ち上げたこのサービス。

学校で出された宿題などを勉強し、分からないことはボランティアの先生に直接質問もできる、双方向のオンライン学習です。

有志くんの母親 有山絵里さん
「彼に構ってあげる人がいないので、オンラインでつなぐことによって助けてもらっています。」

さらに、興味があることを発表したり雑談もできる、クラスのようなつながりも。学校にかわる新たな居場所になっているといいます。

小学4年生 有山有志くん
「すぐに学校が始まるわけじゃないし、こういうのがあれば、ほとんどなんでも乗り越えられると思って。」

このサービスを立ち上げたNPOの代表、今村久美さんです。オンラインの学習の場では、みんなで歌を歌ったり体操をするなど、自宅にいながら新しい学びを体験できるといいます。

NPO法人『カタリバ』 代表理事 今村久美さん
「誰かとつながっているということが実感できることが、すごく心の安定には大切なんだと思う。オンラインのサービスなので、万能ではないし、できることしかできないなと思いながら、日々改善を重ねている。いつでもつながると思える、安心安全な居場所を作っていく必要性があると思いました。」

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