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2020年4月16日(木)

新型コロナウイルス Q&A NO.4

皆さんから多く寄せられた質問に答えます。
今回はこちらです。
◆亡くなった人のうち持病があった人や喫煙者の割合は?
◆蚊で感染するの?
◆免疫が感染予防に役立つ仕組みは?

新型コロナウイルスに感染して亡くなった人のうち、持病があった人の割合を教えて下さい。また、喫煙者の割合は?

感染すると、持病のある人は重症化しやすいとされています。

中国の疾病予防センターがまとめたデータでは、持病などの情報が詳しく分かっていて新型コロナウイルスで亡くなった400人あまりが対象となっています。

亡くなった人のうち、高血圧の人は39.7%、心臓など循環器の病気の人が22.7%、糖尿病が19.7%、慢性の呼吸器の病気の人が7.9%、がん患者が1.5%となっています。

また、こうした持病がある人が感染して亡くなる割合・致死率は、循環器の病気の人は10.5%、糖尿病が7.3%、慢性の呼吸器の病気が6.3%、高血圧が6%、すべてのがんが5.6%としています。

一方、喫煙者については、亡くなった人に占める割合など詳しいことは分かっていません。

ただ、WHO=世界保健機関は、たばこを吸うときにウイルスが手から口に移り、感染する可能性が高まることや肺に持病があったり、肺の機能が落ちていたりするため、重症化するリスクがあることを指摘しています。

そろそろ蚊のシーズンになりますが、新型コロナウイルスは蚊を通じて感染しますか?

WHOはウェブサイトの中で「新型コロナウイルスは蚊を通じて感染することはない」と明記しています。また、「これまでに蚊によって感染することを示す情報や科学的な証拠はない」と説明しています。

その上で、新型コロナウイルスは呼吸器に感染するウイルスで主な感染経路はせきやくしゃみなどで飛び散った飛まつや鼻水などだとしています。

新型コロナウイルスの予防には免疫が大切だと聞きますが、免疫との仕組みや大切さを知りたいです

ヒトをはじめとする動物の免疫システムは体の外から入ってくるウイルスや細菌などの異物を見つけて攻撃し、取り除く仕組みです。中でもウイルスとたたかう際に大きな役割を果たしているのが白血球の一種の免疫細胞です。「抗体」と呼ばれるたんぱく質を大量に作り出してウイルスを撃退します。

このためウイルスに感染しても体の中でウイルスが増殖するのを抑え、病気になるのを防ぐことができます。
一方、新型コロナウイルスのように新しいウイルスが入ってきた場合は免疫細胞が間に合いません。ウイルスが増殖し、病気になってしまいます。
ただ、すべての人に症状が出るわけではありません。ヒトの免疫の仕組みは抗体だけではありません。

血液の中には、さまざまな種類の免疫細胞があります。抗体が間に合わない場合でもこうした細胞が働けば、重症化するのを防いだり、回復を早めたりする効果が期待できるということです。

免疫細胞医学が専門の千葉大学大学院、本橋新一郎教授によりますと、「バランスのよい食事や十分な睡眠は、免疫細胞に栄養を行き渡らせて免疫が正常に働くために必要なことなので、ふだんから心がけてほしい」と話していました。

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