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2020年4月17日(金)

新型コロナに負けない!熊本地震の経験を動画に生かして

いまSNSで「#休園中の動物園水族館」というハッシュタグをつけ、学校が休みの子どもたちなどに向けて動物の様子を配信する動きが広まっています。その中で熊本市動植物園では、4年前の熊本地震での経験を生かした動画の配信に取り組んでいます。

リポーターが飼育員を直撃!

熊本市動植物園が動画投稿サイト「Youtube」で配信している動画の特徴は、リポーターが飼育員にインタビューし、癒やしだけでなく、動物についても学べることです。

飼育員
「カピバラはよく見てみると水かきがあるんです。泳ぎが得意で5分くらい水に潜っていられる動物です。」

ペンギンの動画では、翼の意外な役割について紹介していました。

飼育員
「ペンギンの翼はフリッパーと呼ばれていて、泳ぐためだけじゃなくて戦う時にも使う頑丈な太い骨でできているんです。」

リポーター
「凶暴なんですね。」

休校中の子どもたちへ

こうした動画を制作・配信しているのは、副園長の松本充史さんです。休校中での子どもたちに動物の生態を学んでほしいと取り組み始めました。

その思いの原点となったのが、2016年4月に起きた熊本地震です。熊本市動植物園も甚大な被害を受け、復旧までの間 長期の休園を余儀なくされました。
全面開園できたのは、地震から2年8か月がたった2018年12月でした。この日を待ちわびていた大勢の子どもたち。松本さんは、子どもたちの「学びたい」という姿勢に驚かされました。

熊本市動植物園 副園長 松本充史さん
「最初に子どもたちが地震からの癒やしを求めて動植物園に来ると思ったんですけど、全くそんなことはなくて、動物のことを話す僕らにどんどん食いついてくる。好奇心みたいなものがどんどん湧いてくる。」

熊本地震の経験を生かして作っている今回の動画。松本さんは子どもたちに、学びのためのツールとして使ってほしいと願っています。

熊本市動植物園 副園長 松本充史さん
「新型コロナウイルスは動物にも感染するという情報がありますので、まずは動物たちに感染させないようにということを気をつけています。また、飼育員は動物の信頼関係もあるので、代わる人たちがいません。飼育員が感染してしまわないよう、十分気をつけています。
この動画を作ってみて思ったんですけれども、僕らがふだん“当然だ”と思っているようなことをリポーターが聞いているときに飼育員たちがびっくりしているんですよね。カピバラの水かきのこともですが、そういった反応を見ていると、やはり動画を配信することによって気づきや学びがたくさんあるんじゃないかなと思っています。熊本地震のときも感じたのですが、こういった気づきや学び、好奇心というものが、たぶん人々の生きていく力になっていくのではないでしょうか。
子どもたちが自分たちの足でいろんなことを考えて動いていけるように、こういった情報を出し続けていくことはすごく大事なことだなと思っています。」

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