海軍兵学校時代に真之と出会い、友情をはぐくんだ広瀬武夫。足かけ6年という長きにわたってロシア駐在武官を務め、同地の人々に愛された。
男らしくすがすがしい印象の広瀬を演じるのは、水泳でオリンピック入賞経験のある俳優・藤本隆宏。2010年1月にはすべての撮影を終え、「本番に向けて集中する楽しさと難しさは、スポーツに似ています。今回、本格的なテレビドラマには初挑戦でしたが、本木さんやスタッフのみなさんに支えられ、広瀬を演じきることができました」と感慨深げな様子を見せた。
第2部では広瀬に帰国命令が下り、さらには日露戦争がぼっ発、旅順口閉塞作戦で落命するまでが描かれる。ロシア海軍大佐の娘・アリアズナとの恋のゆくえ、そして思い出の地・ロシアの人々と砲火を交えるその胸の内とは……。演じる藤本は「広瀬亡き後、残された近しい人々の心情を台本で読み、胸を打たれました。そんなふうに全編を通して登場人物たちの思いが濃厚に描かれているので、きっとすべてに感動できるドラマをお見せできると思います」。数奇な運命と対峙(たいじ)した広瀬の生きざまをじっくりと見つめてほしい。


