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  3. 第8位 利家とまつ -エピソードで振り返る! 人気大河「ベスト10」-

エピソードで振り返る! 人気大河「ベスト10」(「あなたの好きな大河ドラマ」投票結果より) 第8位 第41作 利家とまつ~加賀百万石物語~ 2002年(平成14年)

エピソード4 「利家とまつ」の本能寺

愛宕山の連歌の会で、打倒信長の決意を歌に託し、戦勝祈願のくじを二度三度とひく明智光秀。炎の中で「敦盛」を謡う信長。「利家とまつ」の本能寺は、定番ともいえる有名なエピソードをもれなく描いてみせた。

信長と光秀、直接対決

「利家とまつ」では、信長と光秀(萩原健一)が対峙(たいじ)して言葉を交わすという、これまでの本能寺の変であまり見られなかった場面が描かれた。明智軍に急襲された信長が「光秀、わしは死なぬぞ」と武器を構え、一方の光秀が「私心にあらず」と信長に向かって宣言するという斬新な対決。さらに信長が弓矢、鉄砲、槍(やり)と次々と武器を変えて戦うというのも新機軸だった。

激情をほとばしらせた「敦盛」

信長の最期を力強く描いた「利家とまつ」の本能寺。ことに信長が、もはやこれまでと奥の間に退き、そこで謡(うた)う敦盛は圧巻だった。反町さんは、光秀に急襲された信長が悠然と舞うことに違和感があるとして、体の中からわき上がる思いが動きになるというふうに表現した。「人間五十年、下天のうちを~」と謡い、自らの人生を振り返るかのように刀を手にひたすら回り続ける信長。激しい炎をものともせず、迫力に満ちた信長の最期を熱演した。

本能寺 こんな人物も!

実際に本能寺に現れるわけではないが、「利家とまつ」では、信長が最期の瞬間、利家と魂をふれ合わせた。敦盛のあと、炎に包まれる信長が最期に叫んだのが「犬ーっ」という言葉で、利家の名前だったのだ。そのとき、北陸で戦っていた利家もまた、海上に安土城の蜃気楼(しんきろう)を見て信長の異変を予感したというもの。時空を超えた2人のふれあいに、信長と利家の絆の強さを表した。