1. トップ >
  2. スペシャル >
  3. 第7位 太平記 -エピソードで振り返る! 人気大河「ベスト10」-

エピソードで振り返る! 人気大河「ベスト10」(「あなたの好きな大河ドラマ」投票結果より) 第7位 第29作 太平記 1991年(平成3年)

エピソード4 キャストこぼれ話

約1年間にわたって放送する大河ドラマ。出演者のエピソードには事欠かないが、そのほんの一部を紹介。

“桜井の別れ”で号泣

楠木正成は後醍醐天皇軍と尊氏軍が対戦した湊川の戦いで戦死した人物だ。その戦いの直前、正成はともに出陣していた嫡男・正行を故郷に帰している。 “桜井の別れ”として伝えられている逸話だ。この父と子の今生の別れがドラマで再現された。正成役の武田鉄矢さんは「生きて…早う大人になれ」と正行に告げる場面で思わず号泣、NGとなってしまったほどの熱演ぶり。現場スタッフももらい泣きしてしまったそうだ。

時代を越えて再び夫婦を演じた二組

足利尊氏の妻・登子は北条一門・赤橋家の娘で尊氏とは政略結婚だ。登子を演じたのは沢口靖子さん。真田広之さんと夫婦役というのは第25作「独眼竜政宗」(1987年)に続いて二度目のこと。前回は、真田さんが徳川家康の六男・松平忠輝、沢口さんが政宗の娘・五郎八姫役だった。「太平記」には以前にも夫婦を演じたカップルがいる。それは、尊氏の父・貞氏役の緒形拳さんと母の清子を演じた藤村志保さん。第3作「太閤記」(1965年)の主人公・秀吉を緒形さん、その妻・ねねが藤村さんだった。大河ドラマで夫婦役だった2人が別の作品で再び夫婦を演じる。まさに“ご縁”といえそうだ。ちなみにこのお二人、第16作「黄金の日日」(1978年)では秀吉と淀君だった。

弟役は時代劇初出演組が・・・

足利尊氏の弟・直義を演じたのは高嶋政伸さん、そして楠木正成の弟・正季役は赤井英和さんだった。今ではベテランの2人だが、当時は大河ドラマはもちろん、時代劇も初出演ということでだいぶ緊張したようだ。しかし2人とも役作りだけでなく、筋力トレーニングで体作りにも励んで、初大河に挑戦。正季は湊川の戦いで兄の正成と刺し違え、直義は兄の尊氏に毒殺されるという壮絶な生涯を演じきった。