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  3. 第3位 龍馬伝 -エピソードで振り返る! 人気大河「ベスト10」-

エピソードで振り返る! 人気大河「ベスト10」(「あなたの好きな大河ドラマ」投票結果より) 第3位 第49作 龍馬伝 2010年(平成22年)

エピソード4 龍馬と女性

幕末ドラマは登場人物が男ばかりになってしまう傾向がある。しかし要所要所で輝きを放つ女性たちが登場。「龍馬伝」を彩った。

実らない恋

ドラマの前半を盛り上げたのは、龍馬の初恋の人・加尾だ。加尾を演じた広末涼子さんは高知出身。「龍馬伝」の制作発表が行われたとたんに、地元から「何役で出演するのか」と問い合わせが殺到したという。「出演できてほっとしました」と喜んでいた広末さん。実ることのなかった龍馬と加尾の切ない初恋をみずみずしく演じた。

江戸の“鬼小町”と呼ばれた千葉道場の千葉佐那。龍馬へのかなわぬ思いを終生貫いたというけなげな女性。佐那役の貫地谷しほりさんも「そんな一途なところがかわいいですね」と佐那の思いに寄り添っていた。

そして蒼井優さんが演じた長崎の芸子(げいこ)・お元。龍馬はお元の恋の相手ではないけれど、さまざまな意味で心の支えとなる人物だった。蒼井さんの舞姿のかわいらしさも評判だった。

ヒロイン・お龍

真木よう子さんが演じた龍馬の妻・お龍は、最初のうちは笑顔一つ見せない無愛想な女性だった。真木さんは「私自身、無口であまり笑わないので」と、自身のキャラクターが役柄に投影されているのかも知れないと話していたが、それだけにお龍に共感を寄せることができたという。

もちろん、表向きと心の内は異なる。家族に対する責任感の強さ、しだいに龍馬の大きさ、温かさを知り、ひかれていく心境など、お龍がたどる心の軌跡は真木さん自身、ごく自然に理解できるようになっていったそうだ。寺田屋事件、新婚旅行の高千穂峰登山など、史実に残るエピソードも描かれ、龍馬ファンにも納得のいくものになった。