
御館の乱のさなか、信越国境に進軍してきた武田の陣に兼続が潜入したことがあった。そこで和ぼくを画策する兼続との話し合いに応じたのが、武田家重臣の高坂弾正だ。高坂が兼続の申し出を受け入れ、兵を引いたことで景勝方もいったんは危機を脱することができた。
このエピソードに登場した高坂弾正の子孫が、上杉家家臣団のひとりとして「天地人」に登場する。直江兼続が山伏たちを組織して結成した“カラス組”の一員、一志大夫(いっしだゆう)を演じる高阪剛だ。
高阪剛といえば、“世界のTK”のニックネームで知られた元総合格闘技のスター選手。現在は選手育成や試合解説などに多忙な日々を送っている。「天地人」にキャスティングされたのは、カラス組にふさわしい屈強な人物だからという理由。まさか高坂弾正と関わりがあるとは……。
そのことを番組スタッフが知ったのは、出演が決まってからのこと。偶然とはいえ、浅からぬ因縁を感じてしまうところだ。本人も出演が決まってからは、直江兼続や「天地人」の時代などについて猛勉強。
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