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ズキン!つら~い頭痛!痛みを引き起こす意外な原因発見SP
健康

ズキン!つら~い頭痛!痛みを引き起こす意外な原因発見SP

2020年11月18日(水)午後7時30分
2020年11月25日(水)午後3時08分
NHK+(プラス)番組配信中 NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

脈打つようにズキズキと痛み、日常生活への影響も大きい「片頭痛」。国内患者数は1000万人以上いると推測されています。片頭痛は様々な原因で引き起こされると考えられていますが、近年、“ある原因”が注目されています。それは、太陽光や部屋の照明などが発する「まぶしい光」。 光が片頭痛を引き起こすメカニズムには“第3の目”という不思議な細胞が関与しているということもわかってきました。今回は、片頭痛を防ぎ、悪化を避けるための情報をご紹介します!

今回のお役立ち情報
01

ストレス・チョコに赤ワイン!? 片頭痛にはさまざまな原因が

頭痛には大きく分けて2種類のタイプがあります。1つは、「緊張型頭痛」。頭全体が締めつけられるように痛むのが特徴です。緊張型頭痛は、主に「肩こり」や「同じ姿勢が続く」など筋肉が緊張した状態で痛みが引き起こされると考えられています。もう1つが今回のテーマである「片頭痛」。こちらは主に頭の片側が脈打つようにズキズキと痛むのが特徴です。片頭痛は脳の血管が拡張し、血管を取り囲む神経が圧迫され、炎症物質が放出されることで痛みが引き起こされると考えられています。そして、脳の血管が拡張する原因にはさまざまなものがあります。

片頭痛を引き起こす可能性がある食品には赤ワイン、ソーセージ・ベーコンなどがあります。食品に含まれる物質によって血管が拡張し、頭痛を引き起こす場合があります(※少量の摂取では頭痛は起こりません)。ストレスや寝不足の場合、血管は一時的に収縮しますが、その反動で血管が急激に拡張した際に痛みが引き起こされると考えられています。

02

身近で気づきにくい片頭痛の原因・・・「まぶしい光」!

海外のある研究で、61%の片頭痛患者に共通する原因が指摘されました。それは、「まぶしい光」。「デパートの化粧品売り場の照明」や「映画館のスクリーンの光」、さらには「太陽光」によって頭痛が引き起こされる患者さんがいるのです。なぜ、まぶしい光によって片頭痛が誘発されるのか?それは“第3の目”と呼ばれる「内因性光感受性網膜神経節細胞」という細胞が深く関わっているということが近年の研究で明らかになってきました。この細胞は、ほとんどの脊椎動物に存在し、光を感知するセンサーのような働きをしています。普段は、太陽光を感じ取ると脳に信号を送り、全身に血液を行き渡らせるために脳を“活動モード”に切り替えてくれています。しかし、片頭痛患者は何らかの理由でこの“第3の目”や脳が光に対して過敏に反応してしまい、脳の血管が大きく拡張してしまってズキズキとした痛みが起こると考えられているのです。

03

「光」対策で頭痛をコントロール!

「まぶしい光」が原因で起こる片頭痛の対処法は、「光を避ける」!

光対策①

多くの頭痛専門医がオススメするのが「サングラス」の着用。サングラスを着用することで目に入る「太陽光」などの光を抑えることができます。他に、日傘やツバの広い帽子なども推奨されています。ただし、夜間運転する際に着用する場合は濃い色のサングラスは避け、視感透過率75%以上のレンズを使ったサングラスを着用してください。

光対策②
室内照明を白っぽい光(昼光色や昼白色)から、オレンジ系の光(電球色)に変更することで頭痛の頻度が減少したという調査もあります。

04

自分の頭痛の原因を知ろう!日本頭痛学会の「頭痛ダイアリー」

「頭痛ダイアリー」は、頭痛があった日にその程度や頭痛が起きた前後の行動などを記録することで、頭痛の原因を見つける手助けになりうるものです。医療機関で専門医に相談する際に役立ちます。日本頭痛学会にご協力いただき、こちらのホームページで「頭痛ダイアリー」を公開いたします。以下のリンクからダイアリーをダウンロードし、説明文をよく読んでからご活用ください!ただし、頭痛が起きる原因は自分だけで判断せず、必ず医師にご相談ください。

【「日本頭痛学会ホームページ」より引用】

頭痛攻略法の手始めは、あなたを悩ます頭痛をじっくり観察することです。そのためには頭痛を記録することが重要です。頭痛の起こった日時、どのような痛みか(脈打つようか、締めつけられるようか、など)、頭痛はどれくらい続いたか、吐きけや光・音・匂いなどが気になったか、薬を飲んだかどうか、などを記載していただくと、ご自分がどんなときに、どのような頭痛に悩まされるかがわかってきますし、治療を行う医師にもあなたの頭痛の情報がきちんと伝わります。

頭痛ダイアリーの記載方法を説明します。

  1. 1枚が4週間の記録となっており、月曜日からスタートします。頭痛が起こった日付を入れてください。
  2. 月経期間に線を引いてください。
  3. 一マスが1日で、午前・午後・夜に分けてあります。頭痛の起こった時間帯に合わせて、頭痛の程度を3段階(重度 +++・中等度++・軽度+)で記載し,下段に使用した薬剤名と効果(効いたかどうか)を記載してください。効いた場合は薬剤名の略称を○、やや効いたら△で囲んでください。
  4. 影響度のところへは日常生活にどれくらい影響があったかを3段階で記載してください。
  5. MEMO欄にはズキンズキンとした痛みかどうか、光や音に過敏になったか、吐きけがあったか、などを記載してください。頭痛を引き起こしたと考えられること、たとえばイベント、外出、天気、寝すぎ、など気がついたことを書いてください。

頭痛ダイアリー(PDFデータ)

※ダウンロードできる「頭痛ダイアリー」は複写式ではありませんが、医師の判断で必要に応じて病院がコピーをとることもあります。受診した医療機関でご相談ください。

※頭痛の専門医については「日本頭痛学会」ホームページを参考にしてください。 https://www.jhsnet.net/ichiran.html