2017年12月14日(木)

“社会を変えるアイデア”競う

桑子
「日本の明るい未来を見ましょう。
『独自の技術や独創性で社会に貢献したい』、そんな思いを持ったベンチャー企業がアイデアを競うイベントが開かれました。」

有馬
「問われたのは、社会をどれだけ変えるのか、そのインパクトです。」

技術と独創性で勝負

田辺幹夫(ネットワーク報道部)
「普段は映画館のこちら、今日はこのように大勢のビジネスマンが集まり、将来有望なベンチャー企業に熱い視線を注いでいます。」

行われているのは、ベンチャー企業が独自の技術やアイデアの独創性を競うイベントです。
この企業が取り組むのは…。

打ち上げた衛星から金属の小さな玉を大気圏に突入させ、人工的な流れ星を生み出すという新たなビジネス。
花火大会のように流れ星を楽しむイベントを、再来年(2019年)に実施することを目指しています。 
大企業や政府の担当者などが見守る中、8社が「社会を変える」新たな発想をアピールしました。
このイベントで評価されるのは、実現性や技術の高さだけでなく、「社会を変えるインパクト」です。

FOMM 鶴巻日出夫社長
「車社会のイノベーター(革新者)です。」

この企業が開発した黄色い自動車。
そのまま池の中を進み、地上に出てきます。
水に浮く、小型の電気自動車です。
福島県出身の社長が、東日本大震災で車で避難した人が津波に巻き込まれたことを知り、開発しました。
こちらの企業が発表したのは…。

古着を独自に開発した微生物の力で分解して、飛行機も飛ばせるような燃料を作り出す技術です。
廃棄物を減らすだけでなく、二酸化炭素の排出を抑え、地球温暖化の防止などに貢献できる可能性を訴えました。

最優秀賞は…

そして…。

「最優秀賞は、『ユニバーサル・サウンドデザイン』です。」

都内のベンチャー企業が開発した、この小さなスピーカー。
難聴の人が聞き取りやすい音が出せる、特殊なスピーカーなんです。
その特徴は?

栗原リポーター
「音がまっすぐ飛んできます。」

普通のスピーカーよりも音の広がりを抑え、雑音を減らすように工夫。
難聴の人が聞き取りやすい音質だけ強調することに成功しました。


ユニバーサル・サウンドデザイン 中石真一路代表
「聞こえにくいから外に出ていない人って結構、高齢な方いると思う。
まわりが、聞こえにくい方に配慮してくれれば、外に出ていろいろ活動するようになると思う。
“聞こえのバリアフリー”と言っているんですが、バリアフリーな音を作ることができると知ってもらえる。」

医療現場が変わる

栗原リポーター
「実際にスピーカーを使っている、認知症専門の診療所です。」

この病院で困っていたことが、耳の遠い患者さんとの会話でした。
このスピーカーを使うことで会話がスムーズになり、症状の的確な診断や患者の不安解消につながったといいます。

くるみクリニック 西村知香院長
「本人も医者が言っていることの意味が分かる。
質問の意味が分かるので、ちゃんと返事をしてくれる。
そうすると何を考えているのか分かる。
患者が何を考えているか分かる。」

中には、導入をきっかけに、これまで認知症と診断されていた高齢者が、実は認知症ではなく難聴だったケースも見つかったといいます。

くるみクリニック 西村知香院長
「診察は特に患者とコミュニケーションをとれないと始まらない。
安心・信頼するし、治療のモチベーションが出るし、メリットが結構大きい。」

“社会を変えるアイデア”競う

桑子
「本当にアイデア満載ですし、実際に社会に役立っているものもありましたね。
見ていてわくわくしますね。」

有馬
「今の日本社会は高齢社会、環境問題、健康など、さまざまな課題があるわけです。
それを解決しようという起業家がこんなにたくさんいるわけですから、心強いですね。
そんな志を持ったベンチャー企業がどんどん稼ぐ存在に成長すると考えると、わくわくしますね。」

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