2018年2月8日(木)

公立小学校の“制服” 最大8万円余に

有馬
「東京の公立の小学校がこの春、導入する方針の“制服”。いま賛否の声が広がっているんです。」

保里
「というのも、この制服は海外の高級ブランドが手がけていて、価格が最大で8万円余りになる見込みだということなんです。」

公立小“制服”が8万円余に 「アルマーニ」導入で

小学校の“制服”を手がけたのは、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」。
東京・銀座には11年前、創業者のジョルジオ・アルマーニさんも訪れて開店した大規模な店舗があります。

そのアルマーニ社がデザインを監修した“制服”です。
男の子用が上着、ズボン、シャツ、帽子で4万3,000円余り。
女の子用は上着、スカート、ブラウス、帽子で4万6,000円余り。
さらに任意でセーターや靴下なども加えると、最大で8万円余りになるということです。

この“制服”を導入する方針なのが、銀座の真ん中にある東京・中央区の区立泰明(たいめい)小学校です。
今年(2018年)4月に入学する新1年生に、学校が推奨する「標準服」として採用しました。
140年前に開校した伝統ある泰明小学校。
周囲はオフィスや老舗商店ばかりのため、通う児童の数が少なく、学区外からも通える「特認校」の1つに指定されていて、この春、入学する新1年生およそ60人のうち、半数は学区外から受け入れる予定です。

その小学校で導入される高級ブランドの“制服”。
価格は、従来のものと比べて2倍以上になるといいますが、なぜ、採用したのか。
学校が去年(2017年)11月に保護者に配布した文書です。
この中では、“銀座の街には世界に名だたるブランドショップが建ち並んでいます。銀座にある学校らしさも生まれるのではないかと考え、アルマーニ社のデザインへの移行を決めた”と記されていました。

来年(2019年)の春、孫が入学予定だという男性は。

来春 孫が入学予定
「(値段は)関係ないのではないか。
安いとか高いとかじゃなくて、いいものはいいのでは。」

一方で、在校生の保護者からは、こんな声も。

保護者
「あまりに高い制服だと、『汚した時に怒られる』と活発に動けないとか、盗難の心配とか気になる。
毎日着る子どもの気持ちを考えて、決めてほしかった。」

ネット上では、“子どもなんてすぐに成長して着られなくなる”“小学生の制服にアルマーニはないわ。親のスーツより高いだろ”など、否定的な受け止めが目立った一方、“学校のブランド戦略だろう”とか“銀座の真ん中だからお金持ちなイメージがある”といった意見も出ていました。

反応は、国会でも。

麻生副総理・財務相
「高いちゃ高いんでしょうけど、あなたの背広がいくらか知らないが、高い。
8万円だから結構高い、小学校のあれとしては。」

“制服”をめぐって相次ぐ意見。
中央区教育委員会は、今日(8日)記者会見しました。
“保護者などから、十分に理解が得られない状況が生まれたことは反省点だ”と述べた上で。

中央区教委の会見
「これから(中央区で)標準服を変えていくか分からないが、十分、関係者の方に丁寧に説明しながら、合意形成を得るような対応をとるように、教育委員会として学校長を指導していきたい。」

公立小で高級ブランド“制服” 最大で8万円余に

有馬
「賛否は分かれてますね。」

保里
「学校側は“銀座にある学校らしさを”と説明していたんですけど、子どもたちが着るものですから、子どもとその保護者が納得いくものがいいですよね。」

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