2018年7月3日(火)

「異色の経営者」成長の秘訣は

桑子
「かつてはメジャーデビューも果たしたバンドマンが、今ではプライベートジェットを所有する大富豪です。」


有馬
「実は、この人、急成長を続け、いまや国内最大級のファッション通販サイト『ZOZO TOWN』を運営する会社社長、前澤友作さんです。
創業20年を迎え、今日(3日)新たな「世界進出」を打ち出しました。
そんな前澤さんにうかがった会社の成長の秘訣とは。」

「異色の経営者」 その哲学に迫る!

有馬
「よろしくお願いします。」

「はじめまして、よろしくお願いします。」

スタートトゥデイ社長の前澤友作さん。
「試着ができないネット通販では、服は売れない」という業界の常識を打ち破ってきました。
扱うブランドの数はおよそ6,400。
上場後の10年で売上げは10倍以上に急拡大しました。
今や時価総額1兆円を超える成長企業です。

有馬
「すごいサクセスストリーなんですけど。
挫折や苦悩があったわけなんですよね。」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「自分の中では、常にチャレンジしている。
全部が全部成功するわけでもないし。
基本、好きなことなので落ち込まない。」

さらに前澤さんは、SNSを使って、消費者を驚かせるアイデアを次々と発信しました。
「送料自由化」や「つけ払い」など、時には炎上も恐れず、自らの言葉を投げかけてきました。
今年(2018年)5月にはこんな強気の発言も。

“言うから成功する。
言うから儲かる。
まずは言葉に出して言わないと。
そして動かないと。”

有馬
「これの心は、どういうことですか。」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「何か言うと、皆さん『成功したから言える』とか。
何か言うと『もうかっているから、大きなこと言う』とか言われるが、僕からすると逆。
言うから気持ちも入り、人もついてきて。
『言わなきゃ何も始まってない』と言いたくて(ツイッターに)書いた。」

「異色の経営者」 その哲学に迫る!

有言実行の前澤さん。
今日、発表会で新たに打ち出したのが、「世界進出」です。

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「世界72の国と地域で『ZOZO』が、グローバルローンチ(世界販売)をした。」

この「世界進出」のカギになるのが、最新のテクノロジーが搭載されたこちらの風変わりな、服。
スマートフォンの専用アプリと連動し、服についている印を読み取ることで、一人一人の体の正確なサイズを測ることができるといいます。

この服を消費者に無料で配り、個人にぴったりのサイズのジーンズやスーツなどを自社生産。
世界72の国と地域での販売に乗り出しました。

有馬
「ちょっと注文までできなかったんですけど。」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「着てくださったんですか!」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「いままでの洋服は、S・M・L というサイズがあり、それに皆さん合わせて服を着ていたと思うが、これからの時代、服が皆さんの体型に合わせにいく。
一人一人の体型に合わせた洋服をつくる。
どなたも先輩方(他の企業)がやっていない。
じゃあ私たちがやろうと。」

新たなテクノロジーを生かして、ネット通販の分野で世界進出を掲げる、前澤さん。
同じ分野には、強敵がひしめいているのではと、聞いてみたのですが…。

有馬
「やはり御社のライバルは、今回のZOZOスーツという所から考えると、アマゾンということになるんですか?」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「一応、ライバルはいないと思っていて。
競争が苦手で、嫌いなもので。
なるべく競争しないよう、人と違うことをやる。
誰かがまねしてきたら、また先の違うことをやる。
そうやってもう20年たちます。」

有馬
「人と違うことをやる。」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「人と違うことをすると競争しなくて済む。」

有馬
「常にそういう発想なんですか。」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「人と違うことをしたほうが、喜んでくれる、驚いてくれる。
『やるね!』って褒めてくれる。
そういうのが快感でしょうがないです。」

「異色の経営者」 その哲学に迫る!

20年前、3人からスタートした会社。
今では従業員は、900人を超えました。
会議室はガラス張り。
自由な雰囲気を重視します。
何より、経営者の自分自身が仕事を楽しむことにこだわっています。

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「大変失礼で、恐縮ですけど、(日本企業には)楽しそうな社長が少ない。
従業員・社員は社長の背中をすごく見ている。
トップが楽しんでいない会社は、会社全体がおとなしくなってしまう。」

有馬
「今のことばを体現するために、心がけていることあるんですか。
どういう立ち居振る舞いを会社でしているのか。」

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「さらっと来て、『ぎゃはは』と楽しく会議して帰る。
大体、会議中は笑いが起きます。
どんなにシビアな会議でも、笑いが起きるんです。
本当に静まった時、わざと“おなら”したり。
とにかく楽しくないとだめ。」

厳しいビジネスの世界に身を置きながら、どこか飄々とした印象を受ける前澤さん。
胸に秘めた野望はなんなのか、率直に聞いてみました。

ZOZO TOWN を運営 スタートトゥデイ 前澤友作社長
「ミュージシャンならなるべく多くの方にコンサートに来てもらい、僕の歌を届けたいとなる。
世界60億人、70億人に、感動のデニムをお届けしたい。
野望じゃないですか。
華美なデザインをされたファッションブランドを目指すつもりはない。
いつも人々の横にそっといてくれるような、インフラに近いというか。
水道・ガス・電気と同じような、生活必需品になればいいと思っている。」

「異色の経営者」 その哲学に迫る!

桑子
「成功のカギが、“とにかく楽しむんだ”というところに驚きました。」

有馬
「ずっと穏やかな表情で、そう繰り返されていたのですが『楽しめば結果はついてきます』ということばにうそはないとは感じました。
ただ、これから、世界に出て行く中では、桁違いの投資、雇用にも責任がある。
世界のライバルとは厳しい勝負をしないといけない。
『競争はしない、人と違うこと』を信条に駆け上がってきた前澤さんが、これまでどおり楽しみながら走り続けられるのか、注目でしたいですね。」

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