2018年8月28日(火)

パラリンピックまで2年 注目の車いすラグビー

有馬
「東京パラリンピック開幕まで2年を切りました。
その注目競技を上原さんがお伝えします。」

上原
「東京パラリンピックは22の競技が行われますが、なかでもメダルが期待されているのがこちら『車いすラグビー』です。
パラリンピックで唯一、車いすどうしのぶつかり合いが認められている競技で、日本は今月(8月)の世界選手権で初優勝。
世界の頂点に立ちました。
2年後のパラリンピックでも金メダルをとるためには、新たな世代の成長がカギになっています。
その注目の若手選手を取材しました。」

車いすラグビー期待の新星 橋本勝也選手 16歳

橋本勝也選手、16歳。
福島県三春町の高校1年生です。
史上最年少で日本代表に選ばれ世界選手権に出場しました。

日本代表 橋本勝也選手
「何回も倒されたおかげでラグビーをもっとやりたいと思ったし、すごく楽しかった。」


生まれたときから手足に障害がある橋本選手。
子どもの頃は、自分の体が恥ずかしいと外に出ることがあまりありませんでした。

転機は2年前。
スポーツ教室に参加したことをきっかけに、車いすラグビーと出会ったことでした。

日本代表 橋本勝也選手
「思いっきりぶつかっても何も言われない。
逆に思いっきりぶつかることがすごく楽しかった。」

みずから「ラグビー依存症」と言うほど競技にのめり込み、車いすを操るテクニックをみるみる身につけてきました。

日本代表 橋本勝也選手
「ミリ単位とかセンチ単位でも結構プレーが変わってくるので。
あと何センチあけたら相手が間を割るとか。」

「ダイナミックな競技にみえるけど。」

日本代表 橋本勝也選手
「その中でも繊細なところが。」

今回の世界選手権、橋本選手は予選リーグの3試合に出場しました。
しかし、金メダルをかけた決勝で出場機会はありませんでした。
コートで躍動したのは、エースの池崎大輔選手やキャプテンの池透暢選手。
世界レベルの2人に匹敵する力をつけなければチャンスはめぐってきません。

日本代表 橋本勝也選手
「もっともっと練習しないと世界には追いつけないと思えたので。
逆に手応えを得られなかったのが収穫だったと思う。」


橋本選手は、腕だけではなく腹筋や背筋も使って車いすをコントロールします。

さらなるレベルアップのために取り組んでいるのがこちら。
バランス感覚ももちろんすごいのですが、車いすの操作に磨きをかけようと『体幹も』鍛えているんです。
5メートルの距離を10往復します。
世界選手権を見た友人からのメッセージも励みになっています。

日本代表 橋本勝也選手
「『お前が世界で活躍しているってきくと、自分も頑張らないといけないって思えるよ』とか『かっこいいな』って言ってもらえたりするとすごくうれしい。
自分のスキルを上げていって、その中でパラの代表に選ばれたらうれしいし、この競技を始めたおかげで、おおげさかもしれないですけど、生まれて良かったなって思えるので、パラリンピックに出て、1分でも1秒でも長くプレーしたい。」



桑子
「橋本選手、語り口は穏やかですが、秘めた闘志を感じますね。」

有馬
「2年ありますからね。
先輩に追いついて、追い越して欲しいですね。」

上原
「橋本選手については日本代表のキャプテン、池選手もその実力を認めています。

『スポンジのように技術や戦略を吸収している、自分たちを越えるだけでなく、その先の目標を持ちながら成長してほしい』


と話していました。
車いすラグビー、ぶつかる音もスピードも本当に迫力が満点なので、ぜひ生で観戦して欲しいと思います。」

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