2019年1月23日(水)

インフルエンザ 各地で猛威

今、全国各地で猛威を奮うインフルエンザ。

栗原望リポーター
「東京・中目黒駅です。
昨日(22日)午前、女性がホームから線路に転落し、電車にはねられて死亡しました。
女性からはインフルエンザウイルスが検出されたということです。」

亡くなったのは、37歳の会社員の女性です。
東京メトロ日比谷線のホームで列の先頭に立ち、電車を待っていたということですが、せきこんでいて、突然ふらつき線路に転落しました。

現場の中目黒駅。
こちらにはホームドアがありますが、女性が転落した側には設置されていませんでした。

女性の近所の人
「いつも(女性は)『おはよう』と言って行く。
感じがいい、かわいそうだ。」

事故の後、インフルエンザウイルスが検出された女性。
どんな体調で駅へと向かったのか。
警視庁によりますと、数日前から体調が悪いと周囲に話していたものの、インフルエンザの自覚はないまま出勤しようとしていたということです。
専門家は、事故とインフルエンザの症状の関連は不明だとしたうえで…。

国立感染症研究所 砂川富正室長
「インフルエンザに、もしかかっているようなことがあった時に、脱水症状がとてもきつい状態や急激に熱があがってしまった状況の中で、ちょっとフラフラしてしまうことは起こりえるかなとは思う。」

全国で患者増 警報レベル インフルエンザ脳症で死亡も

都内にある内科のクリニックです。
今月(1月)に入って、インフルエンザの疑いで、受診する患者が急増しています。

取材中にも、インフルエンザの患者が…。

医師
「今日も結構しんどい?」

インフルエンザの患者
「今日は、昨日よりはよくなった。」

3日前から具合いが悪かったという男性。
仕事を休んでいましたが、今日はいったん職場に出たと言います。

インフルエンザの患者
「今日、無理やり行ってみたら、結局ダメで早退させてもらい、今日病院に来ている。」

栗原リポーター
「仕事出たんですか?」

インフルエンザの患者
「そうです、大丈夫だと思った。」

全国でインフルエンザの患者が増加してます。
今月13日までの1週間の患者数は163万人あまり。
42の都道府県で警報レベルを超えました。

長野県では、今月13日に、小学4年生の男子児童がインフルエンザ脳症で死亡しています。
「インフルエンザ脳症」は、インフルエンザにかかった患者が、突然、けいれんや意識障害などを起こす病気で、1日から2日という短期間に急速に症状が悪化するのが特徴です。

昨日、埼玉県鶴ヶ島市では、小学6年生の男の子が自宅のマンションの3階から転落して軽いけがをしました。
市によりますと、男の子はインフルエンザで学校を休んでいたということです。
医師は、インフルエンザのかかり始めに、気をつけてほしいと注意を呼びかけています。

ナビタスクリニック 濱木珠恵院長
「自分が熱が出始めたときに高熱や、いつもと違うだるさ、体が痛いというのが出ているんだったら、ちょっとおかしいと気づいてほしい。」

インフル患者の異常行動 多くは発熱から2日以内

そして、インフルエンザのかかり始めに、特に注意が必要なのが、突然走り出したり、興奮して窓から飛び降りようとしたりするなどの「異常行動」です。
厚生労働省によりますと、昨シーズン、インフルエンザの患者による異常行動は95件確認されています。
10歳前後の子どもが中心で、多くのケースが発熱から2日以内に起きており、中には10代の少年が死亡する事故も。

多くのケースでタミフルやイナビルなどのインフルエンザの治療薬を服用していましたが、2割近くのケースでは薬を服用していなかったということで、異常行動と薬の服用との因果関係は分かっていません。
専門家は、異常行動は、発熱直後の対応に注意が必要だと指摘します。

川崎市健康安全研究所 岡部信彦所長
「(異常行動は)熱が出てから1日2日くらいは危険な時期。
(事故を)防ぐためには、そこ(窓)をちゃんと戸締まりする、窓を閉めておく、ベッドは窓際に置かない。
ささいな注意をすることによって、異常行動は防げないが、異常行動による重大事故は防げる。」

“インフルにかかったら十分な休息を”

そのうえで、インフルエンザにかかってしまった場合は、やはり十分な休息が必要だと言います。

川崎市健康安全研究所 岡部信彦所長
「熱が下がっても、全部回復しているんじゃなくて、体はまだインフルエンザウイルスと闘っている状況。
かかったら、ちゃんと治るまで様子をみたほうが、自分のためにもなるし、まわりの人のためにもなる。」

インフルエンザが猛威

有馬
「インフルエンザの流行は、今週から来週くらいにかけてがピークと見られるということです。」

桑子
「予防、そして感染を広げないためにもマスクの着用や手洗い、徹底していきましょう。」

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