2019年5月1日(水)

“国民に寄り添い 責務を果たす”

桑子
「天皇陛下は今日(1日)、即位の儀式に臨まれました。」

有馬
「『国民に寄り添い責務を果たす』と、天皇として初めてのおことばで、その決意を述べられました。」

天皇陛下 即位 “国民に寄り添いながら”

深川リポーター
「東京港区の迎賓館前です。
今、朝9時をまわったところです。
沿道には、これだけ多くの人が集まっています。
即位した天皇陛下、この前の道を通られる予定です。」

午前10時前。
お住まいのある赤坂御用地を出て、皇居に向かわれた天皇陛下。

深川リポーター
「即位した天皇陛下、手を振られていますね。
こちらです。
ああ~、通過しました。
皆さん、ちょっと早く抜けていったために『ああ~』という声も聞かれましたが。
見えました?」

「見えました、見えました。」

「手が震えてしまった。」

深川リポーター
「でも、お姿は?」

「拝見させていただきました。
とても穏やかで、幸せな気分です。」

深川リポーター
「どんな表情してたかな?」

「笑顔で手を振っていて、穏やかな感じだと思った。」

「りりしく前をしっかり見ていて、素敵でした。」

午前10時半。
歴代天皇に伝わる三種の神器のうちの、剣(つるぎ)と曲玉(まがたま)などを受け継ぐ「剣璽等承継の儀(けんじとう・しょうけいのぎ)」が始まりました。

皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となられた秋篠宮さま、常陸宮(ひたちのみや)さまが出席されました。
即位に伴って、国事行為として行われました。

そのころ、皇后となった雅子さまが赤坂御用地を出られました。
集まった人たちに晴れやかな笑顔で手をふられた皇后さま。
ローブデコルテという格式の高いロングドレス姿。
ティアラをつけられています。

“即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)”で、天皇陛下は三権の長や閣僚、地方自治体の代表などを前に、天皇として初めてとなるおことばを述べられました。

「日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと、粛然たる思いがします。
顧みれば、上皇陛下には御即位より、三十年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御(み)心を御自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。
上皇陛下がお示しになった、象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。
ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽(さん)に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。」

安倍首相
「天皇陛下を、国及び国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていく決意であります。」

即位の儀式の様子を見た人たちは。

「(天皇陛下に)親しみを感じる。」

「新天皇への期待感と、みんなでいい時代にしていきたいという気持ち。」

「雅子さまがきれいで、幸せそうでよかった。
すごく安心しました。
『雅子さま、がんばって』という感じがすごくある。」

「新しい時代になるのかなと、感慨深く見ていた。
平成が平和な時代だったので、次の時代も平和な時代だったらいい。」

そして、午後0時半ごろ。

深川リポーター
「天皇陛下が皆さんの前に今、車で手を振ってらっしゃいます。
ご覧になっている方、一斉に写真も撮っていますし手を振っている方もいます。」

海外メディアも大きく報道。
イギリスの公共放送BBCは、儀式や皇居前の様子を繰り返し中継で伝えました。

イギリス BBC
「日本の人たちは、興奮と祝いの気持ちを抱いている。
午前0時に皇位継承され、新しい時代が始まった。」

各国の首脳による、声明や祝電も。
アメリカのトランプ大統領は“日本人が新たな『令和』の時代に歩みを進めるのに合わせ、日米両国の友好のきずなを新たにしたい”と声明を発表。

中国の習近平国家主席と韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、それぞれ天皇陛下に祝電を送ったということです

即位を祝う声は、両陛下ゆかりの人たちからも。

深川リポーター
「天皇陛下が学生時代によく通われていたのが、こちらのお店です。」

天皇陛下が大学院時代に通われた、いわば“なじみ”の洋食店です。

洋食店 坪井明人さん
「お待たせしました。
これがポテトグラタン。
こちらがチキンカレーです。」

お気に入りは、こちらの料理。
友人と料理を取り分けながら、和気あいあいと過ごされていたということです。

洋食店 坪井明人さん
「『いかがですか』とお声をかけると、『おいしいですね、けっこうですよ』と、気持ちの優しい、よく気配りのきいたご配慮のある方だなという印象。
人柄をあらわすように、穏やかで平和な時代が続けばいい。」

今井リポーター
「皇后となられた雅子さまの、実家近くの駅前です。
もう100人以上の方が集まっています。
列をつくっているんですけども、お目当てはお祝いのために配られる、このミニバラの鉢物です。」

こんな人も受け取りました。

「雅子さまと同じ名前なんです。」

「この洗足に住めて、令和も一緒に過ごせて幸せ。」

そして、皇后さまに憧れる女の子も。

「朝ニュースを見て、プリンセスということで、本人が『つけていく』と言って。」

今井リポーター
「どんな気持ち?」

女の子
「うれしい気持ち。」

こちらのうなぎ料理店の主人。
皇后さまの実家に、30年以上出前しています。
結婚される前の皇后さまの姿を、覚えていると言います。

うなぎ料理店 立山辰己さん
「優しい笑顔というか、あたたかい感じのお姿だった。」

今日、両陛下の様子を見て…。

うなぎ料理店 立山辰己さん
「本当にすばらしい。
おきれいですし、りんとしているあの姿、変わらないですね。
陛下とご一緒に、平和で、国民も幸せになれるように。
そして戦争がない日本、これを引き継いでくださると思う。」

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