2019年9月2日(月)

消費増税まで1か月

有馬
「消費税、税率10%への引き上げまで1か月を切りました。」

消費増税まで1か月 準備も対策も急ピッチ

今井翔馬リポーター
「消費増税まであと1か月。
練馬区役所のみなさんが慌ただしく準備しているのが、この『プレミアム付商品券』です。」

税率の引き上げにともなって、低所得者と小さな乳幼児のいる子育て世帯の負担を軽減しようと、全国で発行されるこの商品券。
1セット5,000円分が、4,000円で販売されます。

練馬区では、7月からコールセンターを設置。

「商品券はいつから使えるのか」とか、「自分の親も対象ではないか」といった問い合わせが、1時間に20件以上寄せられていました。

今井リポーター
「あと1か月ですが、忙しさは?」

練馬区 商品券事業担当課長 阿部卓也さん
「まさにいまがピーク。」

購入の対象となるのは、区民の6人に1人にあたるおよそ12万人です。
きょう(2日)は、商品券を利用できる練馬区内の店の一覧表の作成が締め切りを迎えていました。

練馬区 商品券事業担当課長 阿部卓也さん
「スケジュールがタイトな部分がある。
限られている時間の中で少しでも利用が広がるよう、職員が一丸となって準備を進めている。」

駆け込み需要を狙った動きも広がっています。
カー用品店でセールが行われているのは「冬用タイヤ」です。
例年より2週間早く店頭に並べました。

タイヤ&ホイール館フジ富谷WILD店 柴田大輔マネージャー
「例年に比べ2~3割増えている。
早めに購入して持っておこうというお客さんが多い。」

大阪市では、準備が進む一方で、不安の声も聞かれました。
こちらのケーキ店では、軽減税率に対応したレジを導入しましたが、課題に感じているのが、買い物客への周知です。

ケーキ店・フローレンス 村嶋章宏代表取締役
「持ち帰りのケーキは8%。
付属のキャンドルは食べ物ではないので10%。
奥のカフェスペースは10%の消費税になる。
お客様にどう伝えて行くか、こちらの課題。」

街の人は…。

「軽減税率と言っているのは聞いたことあるけど、いまいちどこにあてはまるかわからなかった。」

「ややこしい。
困ります。」

消費増税まで1か月 ポイント還元 仕組みは

有馬
「さすがに慌ただしくなってきた感じがあります。」

桑子
「そして皆さん、10月1日からはこんなマークをお店で目にする機会が出てきます。」

有馬
「こんなデザインになったんですね。
キャッシュレス決済。」

桑子
「今回、消費の落ち込み対策で、キャッシュレス決済しますと、ポイントでいくらか戻ってくるという制度、導入されます。」

有馬
「ポイント還元ですね。」

桑子
「たとえば『電子マネー』ですとか『クレジットカード』、『QRコードを使ったスマホ決済』などで支払うと、ポイントとして還元ということです。」

桑子
「このマークがあると、ポイント還元が適用されますよ、ということなんです。
適用は10月から来年(2020年)6月まで、9か月間続けられます。
では実際に、どれくらい還元されるのか。
お店と言いましても、中小店舗、大手コンビニ、大手スーパーなど、いろんなタイプがあります。
いずれも酒類以外の飲食料品は持ち帰りにしますと8%になります。」

有馬
「どこで買っても飲食料品には軽減税率が適用されると。」

桑子
「そういうことです。
これをキャッシュレス決済にしますと…こうなるんです。」

有馬
「これは複雑ですよ。
お店の形態によって税率が変わります。」

桑子
「例えば、認められた『中小店舗』では、価格の5%分。
大手コンビニなどは、2%分がポイント還元されるということです。
大手スーパーなどは、もともとポイント還元というのが『中小企業対策』なので、『なし』ということになります。
では、最終的に私たちの負担になる実質的な税率がどうなるかといいますと、『3%、5%、6%、8%、10%』と、5種類になるわけなんです。」

有馬
「同じものを買ってもこれだけ違うんですから本当にややこしい!」

桑子
「私たち消費者も混乱してしまいそうですけれども、大変なのはお店もですよね。
皆さん試行錯誤しながら準備を進めています。」

消費増税まで1か月 進むシステム導入 課題も

レジでの混乱は「客離れ」を招きかねないと、店舗を支援するこんなシステムも登場しました。

金子泰明リポーター
「こちらの喫茶店では、税率が8%でも10%でも、現金でもペイでも、こちらのタブレット1つで会計をします。」

福岡市にある喫茶店。
レジのシステムを全面的に変えました。
会計に使うのはこのタブレットだけ。

まずは、「店内」か「持ち帰り」を選択。
次に、「現金」か「クレジットカード」、「QRコード」など支払い方法を選べば終了です。
「店内」と「持ち帰り」が混合してもきちんと計算してくれます。

システム導入した店のオーナー 白石泰隆さん
「ワンタッチなので、すごく楽。」

キャッシュレス化を支援しようと、福岡市のベンチャー企業と商工会議所が連携して導入を進めています。

一方で、まだまだ課題も…。
キャッシュレス決済のサービスを導入したばかりのこの店では、QRコードを掲げました。

しかし、高齢化率46.3%と、県内でもっとも高いこの町では、お年寄りから利用をためらう声が大きく聞こえてきました。

「若い人はいいが、私たち80近い人は面倒。」

新しいレジを導入したお店も対応に大慌て。
この日は店の従業員がレジの操作方法をメーカーの担当者から教わっていました。

道の駅 担当者
「知識的にも不足していて、あっぷあっぷです。」

消費増税まで1か月

桑子
「お店も私たちも、どこまで対応や理解が追いつくか。
あと1か月ないわけですから、これから本当に佳境ですよね。」

有馬
「財布の中身のことですから、追いつかないといけないし、追いついて欲しいですよね。
混乱することなく、10月1日を迎えたいですね。」

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